Google
オフコン練習帳内を検索
インターネット全体を検索

NECオフコン関連
オフコン一般
情報
トップ  >  NECシステム8,20,50,100,150系

NECシステム8,20,50,100,150系


情報が少ないため、間違っているところもあると思います。
良く分からない部分が多いので、すべての緒元を記載できませんでした。
同一モデル名でも、徐々に強化される場合があり、例えば初期出荷時と出荷半年後では搭載サイズに違いなどがあることが多々あります。スペックは基本的に初期出荷時のものです。


NEACシステム50,100,150

シリーズ名称:オフィスコンピュータ
システム100シリーズのベストセラーを受け、さらにラインナップを拡充。フロッピーディスクベースの安価な普及型オフコンのシステム50、システム100E/F/J後継のシステム100、さらに上位モデルのシステム150の構成となった。(販売上の都合によりインテリジェント・ターミナルN6300/50Fがベースのちょっと違うモデルなのですが・・・。)

製品発表は、S100/40,60,80が1978年10月。S50,S150は1978年9月
オフコンのOSはITOS。
1MBのフロッピーディスク装置が1台標準で付くようになりました。このフロッピーディスク装置は、243KB(片面)や486KB(両面)のフロッピーディスクも使用できるすぐれものでした。
CPUはNECオリジナルの16ビットプロセッサμCOM1600です。


S50 S100/40 S100/60 S100/80 S150
N型番 N7017-01
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600
メモリ容量 40K〜56KB 64K〜256KB 64K〜256KB 64K〜256KB 64K〜512KB
固定ディスク 0 〜64MB 16M〜64MB 16M〜128MB 16M〜128MB
8'FD装置 2 1 1 1 1
最大通信回線数 1 1 1 5 8
出荷日 1979年1月 1979年1月 1979年1月 1979年1月 1979年7月





NEACシステム50,100,150(II型)

シリーズ名称:オフィスコンピュータ
当時各社が出した漢字オフコンに対抗するため急遽出した漢字対応オフコン。また以前は都合によりシステム50だけちょっと異なるアーキテクチャモデルだったのですが、このモデルでシステム100系統のアーキテクチャに統一。
全モデルITOSというOSを搭載、完全互換性を持たせた。

システム100/40IIは、フロッピーベースモデルと固定ディスクベースモデルがあった。システム100/60IIは、キーボード、プリンタ、ディスプレイ一体型モデルで、それらの組み合わせで4種類あった。システム100/80IIとシステム150IIは、固定ディスクの代わりにカートリッジディスクで動かすことも可能。(カートリッジディスクのみの構成で動く最後のモデル)

μCOM2901はバイポーラー化した、μCOM1600(MOS-LSI)の高速バージョンCPU。


S50II S100/40II S100/60II S100/80II S150II
N型番 N7016-21/22/31 N7015-21/22/23/24 N7017-21 N7018-21
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM2901 μCOM2901
メモリ容量 24KB〜152KB 128KB〜256KB 128KB〜256KB 128KB〜512KB 128KB〜512KB
固定ディスク 0 0〜64MB 16MB〜64MB 16MB〜256MB 16MB〜256MB
8'FD装置 2 1 1 1 1
最大通信回線数 1 1 1 8 8
出荷日 1980年2月 1980年2月 1980年2月 1980年2月 1980年2月





NECシステム20,50,100,150(5シリーズ)

シリーズ名称:オフィスコンピュータ
本格的に日本語処理機能を搭載したモデル。その他急激に発展進化する他社オフコンに対抗するため、ハードウェア、ソフトウェア共に大幅拡充されている。

この頃市場が立ち上がりつつあった16ビットCPUパソコンに対抗すべく、システム20シリーズをビジネスパーソナルコンピュータと銘打ちラインナップに加えた。このモデルは、COBOL、SMARTの他に、当時のパソコンはベーシック言語搭載が基本要件であったためN16-BASICが使用できるようになっていた。

システム50とシステム100にはANK処理システム(要するに非日本語モデル)と日本語処理システムの2種類が用意されていた。システム20は1981年発表時はANK処理システムしかなかったが、1982年に日本語処理システムが追加されている。


S20/15 S20/25 S50/35 S100/45 S100/85 S150/55 S150/75
N型番 N7011-21/22
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM2901 μCOM2901 μCOM2901
メモリ容量 48KB 48KB 48KB〜176KB 256KB〜512KB 384KB〜768KB 512KB〜1MB 1MB〜2MB
固定ディスク 0〜4MB,9MB 0 0〜31MB 0MB〜126MB 31MB〜252MB 64MB〜548MB 137MB〜822MB
8'FD装置 0 2 1 1 1 1 1
最大通信回線数 1 1 1 3 11 12 12
発表日 1982年4月 1981年4月 1981年4月 1981年4月 1981年4月 1980年10月 1982年10月





NECシステム20,50,100,150(8シリーズ)

シリーズ名称:オフィスコンピュータ
システム100/58からシステム150/88(上位モデル)が、32ビットプロセッサIDP-1を初搭載したモデル。システム50/スーパ8からシステム100/48(下位モデル)までは、従来通り16ビットプロセッサのモデル。CPUが違っても互換性は維持。

超廉価版オフコンシステム50/スーパー8が登場したことにより、ほぼ同価格帯のビジネスパソコンシステム20は寿命を全う、スーパー8(略してS8)の後継であるNECシステム8(略してN8)に発展統合された。(NEC社内にパソコンPC−9801やN5200など同じ性格を持つコンピュータが複数あったため、整理する意味もあったと思いますが・・・。)

システム8は、当時60社以上のオフコンメーカーがしのぎを削り、さらに高機能パソコンの乱入により、大激戦となっていた超低価格帯オフコン分野に投入された意欲作的オフコン。CPUに汎用のインテル社製CPU8086を使用するなど徹底的に安価に仕上げながら、上位モデルと互換性を保つなど非常にコストパフォーマンスの高いモデルであった。またこの当時のオフコンの堅牢性を示すかのように、2000年を超えて今だに使用している会社もあるらしい。CPUが8086でありながら、2ジョブ(メモリ強化で最大4ジョブ)まで同時に実行可能である点にも注目。

初期は下位モデルばかり更新されて上位モデルがなかなか発表されないところから、32ビットオフコン化にかなり苦労したのだろうと予想されます。



S20/18 S50/38 S100/48
N型番 N7012-71 N7016-61
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600
メモリ容量 48KB〜128KB 256KB〜384KB 256KB〜512KB
固定ディスク 0M〜18MB 31M〜63MB 31M〜126MB
8'FD装置 1 1 1
最大通信回線数 1 2 2
発表日 1983年4月 1983年4月 1983年4月



S20/18 S50/スーパー8 S50/38 S100/48
N型番 N7012-72 N7016-62
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600
メモリ容量 48KB〜128KB 256K〜384KB 256KB〜384KB 256KB〜512KB
固定ディスク 0M〜18MB 10M〜40MB 31M〜63MB 31M〜126MB
8'FD装置 1 1 1 1
最大通信回線数 1 1 2 2
発表日 1983年10月 1983年10月 1983年10月 1983年10月



S20/18 S50/スーパー8 S50/38 S100/48 S100/58 S150/68 S150/78
N型番 N7012-73 N7016-63 N7017-51 N7018-61 N7019-01
プロセッサ μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 IDP-1 IDP-1 IDP-1
メモリ容量 48KB〜128KB 256K〜512KB 256KB〜512KB 256KB〜768KB 512KB〜1MB 1MB〜2MB 1MB〜4MB
固定ディスク 0M〜18MB 10M〜40MB 31M〜63MB 31M〜126MB 63MB〜250MB 63MB〜500MB 125MB〜1GB
8'FD装置 1 1 1 1 1 1 1
最大通信回線数 1 3 3 3 10 20 20
発表日 1984年4月 1984年4月 1984年4月 1984年4月 1984年4月 1984年4月 1984年4月



N8 S50/スーパー8 S50/38 S100/48 S100/58 S150/68 S150/78
N型番 N7010-51/52 N7012-74 N7016-64 N7017-52 N7018-62 N7019-01
プロセッサ 8086(8MHz) μCOM1600 μCOM1600 μCOM1600 IDP-1 IDP-1 IDP-1
メモリ容量 512KB〜768KB 256K〜512KB 256KB〜512KB 256KB〜768KB 512KB〜1.5MB 1MB〜4MB 1MB〜6MB
固定ディスク 0〜40MB 10M〜40MB 31M〜63MB 31M〜126MB 63MB〜250MB 63MB〜500MB 125MB〜1GB
8'FD装置  - (最大2台) 1 1 1 1 1 1
最大通信回線数 1 3 3 3 10 40 40
発表日 1985年4月 1985年4月 1985年4月 1985年4月 1985年4月 1985年4月 1984年4月



S150/88
N型番 N7019-21
プロセッサ IDP-1
メモリ容量 2MB〜8MB
固定ディスク 250MB〜2GB
8'FD装置 1
最大通信回線数 40
発表日 1985年7月





NECシステム50,100,150(VSシリーズ)

シリーズ名称:オフィスプロセッサ
全モデル32ビットプロセッサ化。
主要部分は信頼性の高い自社製部品で固め、太い鉄骨の枠に戦車の装甲のように分厚い鉄板で囲われた筐体、やたらと重量のある巨大なハードディスクと最強の呼び声も高いハードウェア、32ビット完全対応のOSにデータベース、全業種を網羅した業務アプリのアプリカと隙のないソフトウェア群、当時オフコンメーカー中最大の販売組織と人員数1位のSE群と、無敵を誇ったオフコンシリーズ。かつてのオフコン御三家の東芝、三菱から一歩抜け出し、猛追する富士通と激しくシェア争いをした。

VSはVersatile Systemの略。
同名で1年半販売されているが、実は何回か強化されている。


S50/18VS S100/38VS S100/48VS S100/58VS S150/68VS S150/78VS S150/88VS
N型番
(86年後半頃)
N7011-61/62 N7012-75/76 N7016-65/66 N7017-53/54 N7018-63/64 N7019-02 N7019-22
プロセッサ IDP-1 IDP-1 IDP-1 IDP-1 IDP-1 IDP-1 IDP-1
メモリ容量
(出荷時頃)
512KB〜1MB 512KB〜1.5MB 512MB〜2MB 1MB〜3MB 1MB〜6MB 2MB〜8MB 2MB〜12MB
メモリ容量
(86年後半頃)
1MB〜2MB 1MB〜2MB 1MB〜2.5MB 1MB〜3MB 1MB〜8MB 2MB〜10MB 2MB〜14MB
固定ディスク
(出荷時頃)
40MB〜80MB 66〜132MB 66MB〜264MB 63MB〜500MB 63MB〜750MB 125MB〜1GB 250MB〜4GB
最大通信回線数 3 6 8 10 40 40 40
出荷日 1985年10月 1985年10月 1985年10月 1985年10月 1985年10月 1985年10月 1985年12月





NECシステム8(VSシリーズ)

シリーズ名称:オフィスプロセッサ
クライアント(スタンドアロン)モデルをまとめました。

システム8の後継機たち。富士通のK−10の対抗機種でもありました。


N8VS N8VSII
N型番 N7010-53 N7010-55
プロセッサ 8086-2 80286(8MHz)
メモリ容量 512KB〜768KB 1〜2MB
固定ディスク 20MB〜40MB 0〜80MB
最大通信回線数 2 3
出荷日 1985年10月 1986年5月末






戻る
戻る