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NECのオフコンについて


コンピュータは、大きさや用途によっていろいろな種類があります。皆さんの机の上にあるようなパソコンから大きなサーバー、さらには一部屋分もあるような超巨大なコンピュータ。大学や研究機関で主に使われるような科学計算向けのコンピュータからインターネットやゲームを楽しむようなコンピュータもあります。

オフィスコンピュータ(略してオフコンなどと言われます。)は、会社の事務所に置かれ、主に会計処理や在庫管理などの事務処理を行うコンピュータを指すようです。

NECはいろいろなコンピュータ系列を販売しており、事務処理向けのコンピュータもいくつか出していますが、公式にはその中のある特定の1つのシリーズをオフィスコンピュータ(オフコン)と設定しています。(人によっては事務処理向けコンピュータの全てをオフコンと定義している人もいますが、ここでは採りません。)

そのNECのオフコンは、NEACシステム100という名称で1973年8月21日に発表されました。その後、現在まで続いている伝統あるコンピュータです。

歴史が長いだけあって、 コンピュータの名前(システム名称)は、
NEACシステム100」→「NECシステム3100」→「NECシステム7200」→「NEC Express5800/700」→「NEC Express5800/600
と変わっています。

一方、コンピュータの種類を表す名前(シリーズ名称)も
オフィスコンピュータ」→「オフィスプロセッサ」→「オフィスサーバ」→「Expressサーバ
と変わっていきました。

当初はNEC独自の設計によるハードウェアとソフトウェアで構成されていました。OSもNEC独自の設計によるもので、、MS-DOSやWindows、UNIX等とも異なるアーキテクチャでした。

NECのオフコンは(特に1990年代頃は)100万円前後の今のパソコンと同じようなものから1億円近くする巨大なものまで、非常に幅広く用意されていました。同じオフコンと言ってもこれだけの差があれば、その外見から運用方法まで全く異なってきます。このためオフコンという言葉からイメージするものは、その人がどのクラスのオフコンを扱っていたか、あるいはどの時代のオフコンを使っていたかによって大きく異なります。

1990年代後半に登場したExpress5800/700シリーズ以降では、世間の流れに乗ってオープン化を図り、Windowsなどとの親和性が増しています。特長として1台のサーバでWindowsと昔からのオフコン用OS(A-VXといいます)が載っており、これらの上でソフトウェアを同時に実行できます。つまり、例えばWindows側でデータベースのOracleやSQL Serverを使いながら、同時にA-VX側で伝票を出力したり集計したりできるわけです。1台2役というわけで、ちょっとお徳ですね。

名前はいろいろと変わっていますが、昔作ったソフトはそのまま動かすことができます。例えば30年以上前に作ったアプリケーションを最新のExpress5800/600シリーズでもそのまま動かすことができます。

さきほどExpress5800/600シリーズにはWindowsとオフコンOSの2つが載っていると書きましたが、オフコンOSの互換機能付きのWindowsサーバというのが正確な表現です。実際カタログにはそのように書かれています。
オフコン互換機能部分はオフコンOSのソフトウェアエミュレーターのようなもので実現しています。

もともとオフコンは事務処理向きのコンピュータのことだという説明をしました。事務処理向きのプログラム言語として有名なものの1つにCOBOLがあり、このCOBOLはNECのオフコンの主力の言語の1つとなっています。NECのオフコンが1970年代に誕生してから現在までの間、COBOLやNECの簡易言語SMARTでアプリケーションが作られ続けてきました。こうして蓄積された大量のアプリケーションが今もたくさん存在しています(と思います)。

これらオフコン時代に蓄積されたアプリケーションを実行するのが、今のExpress5800/600シリーズの重要な役割の1つだと思われます。

そういうわけで現在のExpress5800/600シリーズは、どちらかというと独自のデータベースとファイル管理機能が付いた、「COBOLやNECの簡易言語のSMARTで作られたアプリケーションを実行するための実行環境」なのではないかと私個人は思っています。



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