マイエディット

分散型フルスクリーンエディタ。標準付属のテキストエディタよりちょっとだけ高性能なエディタ。別売り製品。


マルチDP機能

ファイルのアクセス処理の一部を同時平行に動作させる機能。性能向上策の1つ。
参考説明書:データ管理説明書 − ファイル管理機能


マルチエクステント

A-VXのファイルの場合、ファイルの内部構造はエクステントと呼ばれる領域に分かれている。通常ある程度以内のサイズのファイルを作る場合は、特に指定しなければ最初に1つのエクステントで構成されているファイルが作られる。ファイルがオーバーフローすると自動あるいは手動にてファイルを拡張できる。拡張した場合、もう1個エクステント領域が増え、2個のエクステントで構成されたファイルになる。このように複数のエクステントで構成されたファイルのことをマルチエクステントファイルと呼ぶ。そしてマルチエクステントファイルを作ることができるシステムのことをマルチエクステント可能なシステムと呼ぶ。
また1エクステントの最大サイズは決まっているため、ある程度以上のファイルは1エクステントで作ることができない。この場合は最初にファイルを作成した時点で既にマルチエクステントファイルとなっている。通常は最大4エクステント構成(つまり3回拡張できる)だが、特殊なA−VXはそれ以上の構成が可能。
参考説明書:データ管理説明書


マルチカンパニ機能

ユーザを管理する機能の1つ。1つのシステム上で、複数のカンパニを用意して、ユーザをカンパニ(部門別、グループ別)に分類して管理することができる。例えばファイルを例に挙げると、あるカンパニのファイルは、別のカンパニのユーザから見ることができなくなる(存在すらわからない)。異なるカンパニで同じ名前のファイルを作ることができる。(即ちAカンパニユーザとBカンパニユーザは、全く同じプログラム、パラメータを使用しているにもかかわらず、別々のファイルをアクセスできることになる。つまりカンパニ毎にプログラムを改造やパラメータの変更をする必要がないということ。)話だけ聞くとWindowsのOUとちょっと似ているように感じるが、ちょっと違う。
参考説明書:システム管理説明書 − ジョブ管理


マルチボリュームファイル

フロッピーディスク1枚で1ボリュームとなり、一般的にはボリュームのサイズ以上の大きさのファイルを入れることができない。(Windowsで2メガバイトのファイルをフロッピーディスクに入れようとしてもオーバーフローで入らないのと同じ。)複数のフロッピーディスクをまとめて(つまり複数のボリュームをまとめて)、フロッピーディスク1枚には収まりきらないほど大きなファイルでも入れられるようにしたファイルをマルチボリュームファイルと言う。
参考説明書:データ管理説明書


マルチレコード

1つのレコードを複数のレコード形式で扱うこと。
参考説明書 − データ管理説明書


満了日

ファイルで使われる。指定した満了日までファイルを削除されないようにする。
参考説明書 − データ管理説明書








未クローズファイル

異常状態のファイルのこと。あるファイルに対してデータ書き込みの途中でA-VXが落っこちたりした時に、そのファイルがなったりする。Windowsでワープロで文書作成中に突然OSが落ちてしまった時にワープロ文書が壊れてしまうことがあるが、それと同じようなもの。A-VXには未クローズファイルの復旧手段がいくつか用意されており、状況によって最適なものを選択することになる。#ABCなどのファイル関連のユーティリティで未クローズファイルを表示するとファイル名の前に「*」マークが付く。
参考説明書 − データ管理説明書


ミニQIC

バックアップ媒体の1つ。














メール連携

Mail連携


メインファイル

SMART2EXでは、処理の中心となるデータファイルを指す。順編成ファイル、索引順編成ファイル、相対編成ファイルが対象ファイル。
参考:補助ファイル


メール連携デザイナ




メッセージインボーキング

通信で、ある特定のデータが来たときに自動的に指定のアプリケーションを実行する機能。
参考説明書:メッセージ管理3説明書


メッセージ管理

オンラインシステムの機能を、できる限り標準化して、COBOLや専用ユーティリティから容易にオンラインシステムを構築できるようにする機能を提供している。A-VX/ITOSでネットワークを構築する時に必要な機能。
参考:メッセージ管理Iメッセージ管理IIメッセージ管理IIIメッセージ管理Vメッセージ管理S


メッセージ管理I(MMI)

ITOS時代の1.1〜11.xxぐらいまでのメッセージ管理。ベーシック手順系。メッセージ管理IIIとして統合された。今は無い。


メッセージ管理II(MMII)

ITOS時代の1.1〜11.xxぐらいまでのメッセージ管理。ハイレベル手順系。メッセージ管理IIIとして統合された。今は無い。


メッセージ管理III(MMIII)

ITOS-4(V) R13.1にメッセージ管理IIIを統合。ベーシック手順とハイレベル手順両方を扱うことができるメッセージ管理。1の機能と2の機能を足したので1+2=3でメッセージ管理IIIという名前になったらしい。
参考説明書:メッセージ管理3説明書


メッセージ管理3定義ファイル

SYS@CDEF。メッセージ管理3のSG情報を格納するファイル。
参考:システム定義ファイル
参考説明書:メッセージ管理3説明書


メッセージ管理V(MMV)

Vは5です。1,2,3と来て、4は無くて、5です。機能強化されてメッセージ管理Sに名前変更。


メッセージ管理S(MMS)

Sの由来はよくわかりませんが、おそらくSEPのSだと思います。メッセージ管理Vの後継で、TCP/IPに特化している。
参考説明書:メッセージ管理S説明書


メッセージ記録

A-VX/ITOSの出力するログの1つ。A-VXIV以降では、これを有効にするとイベントログにも同じ内容を出力する。従って、気をつけないと大量にイベントログに出力->すぐにログがオーバフローしてログの意味を成さない->おまけにディスクの負荷が高くなってなんとなく処理遅くなる。といいことがない。要注意のログ。
参考:ジョブ活動記録利用者情報記録、ハードウェアエラー情報
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理


メッセージコマンド

ワークステーションの間でメッセージをやり取りする機能。システムコマンドのメッセージ送信コマンド/メッセージ受信コマンドを使う。例えば、ステーション1でメッセージ送信コマンドを使ってステーション2へ「こんにちは」というメッセージを送る。ステーション2では、メッセージ受信コマンドを使って「こんにちは」というメッセージを受け取る。これぐらいしか使い道がない。あまり使えない機能。
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理


メッセージファイル

A−VXが画面上に表示するエラーメッセージや情報メッセージなどを保存しておくためのファイル。ユーザがメッセージを登録して、そのメッセージをアプリケーション上から利用することもできる。SYS@MSGというファイル名になっている。
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − メッセージファイル保守
      システム操作法ガイドブック<メッセージ編>


メッセージログ

メッセージ記録


メニュー項目




メニューセット

メニュー画面を表示するためのプログラム。実際はパラメータセットの一種。#MENUMや新システム体系ユーティリティのメニュー保守といったユーティリティで作成したり改造したりする。
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − メニュー保守
      ユーティリティ説明書 − メニューの保守


メモリダンプ

保守時に使用するファイル。ある時点のメモリの状態をファイルに保存したもので、一般的には障害が発生した時に、原因調査のためにメモリダンプを採取する。サーバ側のメモリダンプとワークステーション側のワークステーションメモリダンプがある。Express5800/700シリーズやExpress5800/600シリーズには、サーバ側のメモリダンプはA-VXメモリダンプとWindowsメモリダンプの2種類がある。障害発生時は2つとも採取しておくのがベターであるが、ディスク上に巨大なファイルを出力するのでディスクの空き容量を確認しておくことを忘れないように。S7200以前はWindowsはないので、「サーバ側のメモリダンプ イコール A-VX用のメモリダンプ」となる。その他、高速回線アダプタやB4680IIボードアダプタなどのメモリダンプがある。アプリケーションのダンプはアボートダンプと呼ばれ、別の方法で採取する。


メモリダンプ吸い上げツール

保守時に必要なメモリダンプやイベントログファイルなどをテープ媒体などに書き込むツール。保守時以外には使用しません。あらかじめメモリダンプ採取を行う必要がある。
参考:A-VXメモリダンプ
参考説明書:システム管理説明書 − メモリダンプ


メモリダンプの保存

Express5800/600シリーズのコンソール画面のスタートメニューのA-VX保守項目にあるアイコン。実行するとメモリダンプ吸い上げツールが起動する。


メモリファイル

ファイルをメモリとみなし、データに対してアクセスする時には、ファイルに対するRead/Write命令を使用せずに、メモリアクセス命令を使用する機能。内部処理としてはファイルのデータをメモリに読み込むようになっているため、メモリ上にデータが存在している場合は、ファイルから読み込む場合に比べて、非常に高速に処理が行われる。コンパイラ(COBOL/COBOL85/IDLII/FORTRAN77)、リンカ、SMARTIIEX、RDB/EUFII、MIEDIT、#TEDIT、ソートなどが使用している。
参考説明書:データ管理説明書 −ファイル管理機能


メロディ機構

S100の5シリーズあたりの一部のモデル(システム20シリーズ)では、メロディ機構なる装置が付いているものがあり、フロッピーディスク(もちろん8インチFD)を使ってシステムを立ち上げたりソート処理を行ったりすると、それら処理中に音楽が鳴りました。いわゆる当時流行ったオフコンアレルギー対策の一環。S3100やS7200は、付いていないので鳴りません。もちろんExpress5800シリーズも鳴りません。


メンバ

ライブラリメンバ








モニタ

->モニタプログラム


モニタプログラム

一般的には監視プログラムを表す。NECのオフコンのマニュアルでは、オフコンのOS(つまりA−VX)を指すことが多い。(おそらくA−VXシステムが、ユーザプログラムを”監視”しているのでこのような表現になると思われる。)ユーザ作成のアプリケーションプログラムと対比して記述するときにこのように表現されることが多い。