Google
オフコン練習帳内を検索
インターネット全体を検索

NECオフコン関連
オフコン一般
情報
トップ  >  COBOLプログラミングツール

COBOLプログラミングツール

たぶん書いた本人以外はさっぱり意味が分からないであろう図。

エディタ

A−VXでCOBOLプログラミングする上でプログラムを書くためのエディタが必要です。A−VXに標準的に添付されているものから別売りの製品までいろいろあります。

まず、A−VXに標準的に付いているエディタとして「会話型テキストエディタ(#TEDIT)」と「バッチ型テキストエディタ(#BEDIT)の2種類があります。たぶん世間的には#TEDITが一番たくさん使われていると思います。

他にA−VX上で動く物として「分散型フルスクリーンエディタ(MIEDIT/MIEDITTOOL)」があります。”分散型”なので、サーバ側とクライアント側のソフトが必要なのですが、クライアント側のソフトが最近のPCに対応していないような・・・??。

Windows用のエディタを使いたいという人用には、別売りの製品として「A−VXエディット」というものがあるようです。Windows上で動くメモ帳とか秀丸とかさくらエディタのようなテキストエディタと組み合わせて使うらしいです。(実は使ったことが無いから、詳しくは知らない。)

「A−VXエディット」の値段が高いという人は、A−VXに標準に付いてくる「ファイル変換ユーティリティ(#NFCNV)」などを組み合わせて、A−VX<−>Windows間で毎回ファイル変換するという手があります。
この方法を手作業でやるのは面倒なので、なるべく自動的に楽になるように皆さん工夫されているようで、掲示板にいろいろな方法を報告いただいています。

他にはFilvertという製品にソースエディタが付いていたりしたようです。


レコード記述の登録集原文作成

データベースの表定義を行う表定義保守ユーティリティや簡易操作ユーティリティ(#ABC)のデータディクショナリの保守やSMART2EXのDDF保守からも共通で呼ばれる#DDMという名前のユーティリティあるのですが、これでレコード記述の登録集原文(COPY文でソースに連結されるもの)を作ることができます。

ファイル節のレコード記述は1行1行手で書いてもいいのですが、最初に#DDMでレコード定義/表定義をしてユーザDDFに保存しておけば、レコード記述の登録集原文も自動で作れるし、後でシステムDDFに登録したりファイルを作成したりもいっぺんにできるので、楽になります。


画面設計

A−VXのCOBOL85で画面に何か表示させるなら画面節(SCREEN SECTION)を使いますが、画面フォーマット生成ユーティリティ(#SFGEN)やMFDコンパイラというもので画面の部分のプログラミングすることもできます。

画面フォーマット生成ユーティリティは、A−VXに標準で付いていますが、MFDコンパイラはCOBOL85のオプション(つまりCOBOL85を買うと付いてくる)です。

MFDはNECのメインフレーム(所謂ACOSのことね)の方でよく使われるので、そっちの方も詳しいよ、という人が使っているようです。
しかしA−VXでは、画面フォーマット生成ユーティティはSMARTの画面の作成でも使えるので、MFDよりも画面フォーマット生成ユーティリティを使う人の方が多いようです。でも大多数の人は画面節で済ませてしまうようです。


SQL

COBOLからSQL文でA−VX/RDBにアクセスしたい人には、SQLプリコンパイラ(SQLPRE)が用意されています。
SQLプリコンパイラは別売りのソフトなので、たぶん買っている人は多用しているのでしょうが、私自身は使っている人を見たことはあまりないです。

別にSQL文を使わなくてもA−VX/RDBのデータを読み書きはできるので。


COBOLのコンパイラ

エディタ上で作ったCOBOLのプログラムをCOBOL85のコンパイラ(CBL85)でCU化します。

3、40年ぐらい前のCOBOL4というコンパイラで作っていたプログラムは、(少し昔の)COBOLという名前のコンパイラのCOBOL4オプションでコンパイルできるみたいです。
(少し昔の)COBOLという名前のコンパイラで作っていたプログラムは、COBOL85コンパイラのCOBOL74互換のオプションでコンパイルできるみたいです。

A−VX上で動く最新のコンパイラはCOBOL85のコンパイラです。今のところそれよりも新しい規格に対応したCOBOLコンパイラはありません。


リンカ

A−VXでCUを結合してLMにするリンカは#LINKです。


フォームオーバレイ

印刷帳票のフォームオーバレイを作る方法はいくつかあります。
A−VXに付属しているユーティリティが書式オーバレイ生成ユーティリティ(#FORM)というものです。
もうちょっと高機能になったものが別売りのフォームオーバレイユーティリティ(FORMS2)というソフト。

上で挙げた#FORMとFORMS2は、A−VX上で動くソフトです。
Windows側で動くものも幾つかあるのでしょうが、VisualForms for BizReportingとBizReportingの組み合わせでA−VX用のフォームオーバレイを作ることができるようです。
FORMS2で作ったフォームをBizReporting用に変換する機能が付いているので、他の似たようなソフトよりA−VXとの親和性が高いはず。
#FORMやFORMS2で対応していない種類のプリンタにも印刷することができたりします。


デバッグ

A−VXにはCOBOLのデバッグに使えるものとして、会話型デバッガ(IDSP)とメモリダンプ解析ユーティリティ(#ABANA)があります。

LMの動作モードを変更したりするものとして、ライブラリ保守(#LBM)があります。

昔はSEA/I(シーワン)という名前のものなど幾つかの統合開発環境があったみたいですが、もう売っていないみたいです。私はそういった統合開発環境を使ったことはありません。