ＳＭＡＲＴのプログラムについての雑談
- １ ＳＭＡＲＴやＳＭＡＲＴ２ＥＸで作ったプログラムの見分け方
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ＣＯＢＯＬやＦＯＲＴＲＡＮなどで作ったプログラムとＳＭＡＲＴやＳＭＡＲＴ２やＳＭＡＲＴ２ＥＸ（以下ＳＭＡＲＴとまとめて書きます）で作ったプログラムとを見分ける方法があります。
- ＣＯＢＯＬやＦＯＲＴＲＡＮなどで作ったプログラムはＳＹＳ＠ＬＭＬなどのＬＭライブラリに入っているが、ＳＭＡＲＴで作ったプログラムはＳＹＳ＠ＰＭＬなどのＰＭライブラリに入っている。
- ＳＭＡＲＴで作ったプログラムを実行すると、画面左下に#FMNT2、#SMEX2、#SMEXC、SMARTE、SMARTQといった名前が出る。
SMART2EXで作ったプログラムだと#FMNT2や#SMEX2となることが多い。
SMARTで作ると#SMEXCとなることが多い。
- ２ ＳＭＡＲＴのプログラムはテキストファイルか？
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ＳＭＡＲＴ／ＳＭＡＲＴ�供殖咤唯腺劭圻僑釘悄憤焚治咤唯腺劭圓箸泙箸瓩童鴇痢砲魯廛蹈哀薀潺鵐阿鷲�要なく、ＳＭＡＲＴの質問に対して、「はい／いいえ」や「選択肢から選ぶ」ことによってプログラムを作成することができます。
プログラムを修正や改造するときも、プログラムを直接修正するのではなく、ＳＭＡＲＴで「はい／いいえ」や「選択肢」を変更することで修正します。
そして、できたプログラムはパラメータセット（ＰＳ）やパラメータ（ＰＭ）などと呼ばれるものとして、ハードディスクに格納されます。
そのような訳で、できたパラメータの中身を見ることは通常ありません。テキストエディタで開こうと思ってもパラメータを開くことはできません。（実は裏技を使うことによって、テキストエディタで開くことも可能です）パラメータはバイナリデータなのか？という話になりますが、実はバイナリデータでもあり、テキストデータでもある、というのが正しいようです。
パラメータを無理やりテキストファイルとしてＷｉｎｄｏｗｓ上に転送すると、一応メモ帳などで読み込める形になります。例えば、下のようなテキストファイルとして開くことができます。
/RUN #SMEXC,DEV=MSD,SIZ=32,FIL=SYS@LML, ,門 ; 00010 *OP=ST_REV=9_EVC=0000_PSN=SHOHIN_*OP=END_ 00020 *FN=ST_FNC=ENT_DPM=NDT_TTL= 商品データ入力 _FMD=HLD_PRF=Y_PDE=,_ISY=CNF_ 00030 *FN=END_ 00040 *MF=ST_RNM=TAHSHOHIN_MDE=MSD,001_MFI=TAHSHOHIN,_MFO=IS_MRC=0040_OTY=CRE_ 00050 MUL=N_*MF=END_ 00060 *SF=ST_SFY=N_*SF=END_ 00070 *II=ST_IIY=N_*II=END_ 00080 *WI=ST_WIY=N_*WI=END_ 00090 *FI=ST_FIY=N_*FI=END_ 00100 *GI=ST_CIY=N_*GI=END_ 00110 *IP=ST_IPY=N_*IP=END_ 00120 *ST=ST_SUS=STS_IMD=AL_ADP=N_VCK=N_DVL=N_CFM=Y_*ST=END_ 00130 *SI=ST_SIM=(NO,0,0002,N,05,00,,, 商品コード , 商品コード ,,,,E,)_SIM=( 00140 KAKAKU,0,0007,N,07,00,,, 販売価格 , 販売価格 ,,,,E,)_SIM=(SIIRE,0,0014, 00150 N,07,00,,, 仕入価格 , 仕入価格 ,,,,E,)_SIM=(DATA,0,0021,J,10,,,, 00160 商品名 , 商品名 ,,,,E,)_*SI=END_ 00170 *UI=ST_UIY=N_*UI=END_ 00180 *FP=ST_FPY=N_*FP=END_ 00190 *SE=ST_*SE=END_ 00200 *ED=ST_SIZ=32_*ED=END_ 00210 /> 00220
見た感じ普通のテキストデータのようです。Ａ−ＶＸのＪＳやパラメータに詳しい人が見ると、1行目の/RUN文で#SMEXCというロードモジュールを実行して、その後２行目以降のデータを順次読み込んでいるということがわかります。
なので、テキストデータだよね、とも思いますが、よく見ると１行目に「, ,門」みたいな文字列が入っています。これは実はバイナリデータの部分です。パラメータを無理やりＷｉｎｄｏｗｓのテキストファイルとして転送したので、バイナリデータ部分が文字化けして出ているのです。
つまりＳＭＡＲＴのパラメータはテキストデータとバイナリデータの混在ということになります。このため、裏技を使ってＳＭＡＲＴのパラメータを無理やりテキストエディタで修正したりすると、バイナリ部分が壊れることがあり、そうするとＳＭＡＲＴのプログラムとしてまともに動かなくなってしまいます。
私が個人的に調べた範囲ですが、バイナリデータ部分は１行目には必ずあるようですが、２行目以降にもあちこちに散らばってあります。文字化けしていればわかりますが、たまたま文字化けしないパターンもあります。Ａ−ＶＸのテキストエディタ（＃ＴＥＤＩＴ）は、テキストデータ専用のエディタなので、バイナリデータ部分は触らなくても壊れてしまう可能性が大きいです。
- ３ テキスト部分の見方
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パラメータ内のテキスト部分の記述内容の意味ですが、一部は公開されています。
ＮＥＣの公式の説明書「ＳＭＡＲＴ�僑釘慇睫製顱礇僖薀瓠璽晋〆�ツール編＞」などにほんの一部ですが記載されています。
例えば、「*MF」はメインファイル指定、「*SF」が補助ファイル指定の部分になっています。
だいたい実際にパラメータの記述を見ればわかりますが、*MF=STのように*xx=STで始まって、*xx=ENDで終わるXMLのような構成になっています。STからENDの間に、その項目に関する内容が記述されています。
公開されておらずわからないところは、実際にＳＭＡＲＴで入力した値と比較します。
例えば、*MF群を見ると、RNM=TAHSHOHINはレコード名がTAHSHOHIN、MDE=MSD,001はメインファイルがMSD001、MFI=TAHSHOHINはメインファイル名がTAHSHOHIN、MFO=ISはファイルの種類が索引順編成ファイル、MRC=0040はレコードサイズが40バイト、OTY=CREはファイルのオープンがOUTPUT、MUL=Nはマルチフォーマットではない、ということを表していると予想されます。最初に書いたように、パラメータを変更や修正するときは、ＳＭＡＲＴを使って変更・修正するので、パラメータの内容がわかってもあまり意味はありません。ここでは参考情報ということで書きました。
