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◎TASK ENVIRONMENT



NOT

システムで設定している「最大タスク数」を表示します。。
このサーバ全体で同時に実行できるA−VXのジョブの最大の数を表示します。
例えば、この値を10にしておいて、11個目のジョブを動かそうとしたときに「起動プログラム数が多すぎます 」とか「プログラムが多すぎます 」といったようなエラーが出ます。
他に出るエラーとして、最大タスク数が10で、誰かが10個のジョブを実行している状態で、別の誰かが操作開始をしようとすると「操作開始コマンドは受付けられません 」みたいなエラーが出ます。要するに、誰かが操作開始するということは、これから11個目のジョブを実行しようとしているということだからエラーが出るのだと思います。

「起動プログラム数が多すぎます 」みたいなエラーメッセージが出るときは、ここの値か「ステ−ション最大タスク数」の値のどちらかを変更すれば解決するときもあります。

ここで制限できるのは、A−VXのジョブです。Windows側で動かすジョブ(プログラム)の数は関係ありません。

「SYSTEM CONSOLE」の「ステ−ション最大タスク数(SNO)」の方は、制限無しにできましたが、こっちの方は制限無しにすることはできません。オープンのOSの場合は、同時にたくさんのプログラムを実行していくとだんだん遅くなって、そのうちにほどんど動かなくなったり、実行途中でエラーになって異常終了したりします。たぶん、A−VXは、そういうことを避けるため、ここからここまでの範囲なら、要求されている要件を満たすように動きますよ、と保障するために、制限を設けているのだと思います。

この数が過剰なとき(つまりそんなにたくさん同時にジョブを動かさないよというとき)は、減らすとサーバの動きが少し軽くなったりすることもあるようです。しかし、減らしすぎると「通常時はそんなにたくさんのジョブを同時に動かさないが、緊急に同時並行的にたくさんのジョブ(障害復旧の為のジョブとか)を動かさなければならない」という場面で困ってしまうかもしれないので、簡単に減らすことはできないかもしれませんね。
それに、この最大タスク数は、業務の量や性質などからサーバの種々の情報(サーバ機種やCPUの種類、メモリの搭載量など)の関係をみて決めているはずのため、ちょろっと軽い気持ちで変更すると、ジョブの動きが悪くなったり、原因不明のエラーメッセージが出るようになったり、最悪まともに動かなくなったりする可能性もあるかもしれません。

ANF

平均ファイル数。つまり、1ジョブあたりに同時にオープンする平均のデータのファイル数。と書くと「同時に」とか「平均」とかなんだかわかりませんが・・・、

私も完全に理解しているわけではありませんが、わかる限りで説明すると、まず上に書いた最大タスク数が関係します。

「平均ファイル数×最大タスク数」、これがこのサーバで同時にオープンできるファイルの数です。(当然A−VX側の話です。Windows側のプログラムがオープンするファイルの数は関係ありません。)

例として、平均ファイル数が2、最大タスク数が10とすると、「2×10」でサーバで同時にオープンできるファイルの数は20個となります。
10個のジョブを動かして、各ジョブで2個づつファイルをオープンしているとします。ここで、さらにどれかのジョブが1個ファイルをオープンしようとすると、20個の制限を越えるので、そのファイルはオープンできずにエラーとなります。
もし10個のジョブを動かして、各ジョブで1個づつファイルをオープンしているとします。このとき、サーバ全体では、10個のファイルをオープンしていることになります。ここで、さらにどれかのジョブがファイルを1個オープンしようとすると、サーバ全体では11個なので、オープンに成功します。
ここでさらに同じジョブがファイルを1個オープンするとします。サーバ全体では12個、このジョブは3個目のファイルをオープンすることになります。これはエラーになりません。
同じジョブが4個目もオープンできます。サーバ全体では13個だからです。

平均ファイル数2、最大タスク数10で、9個のジョブが1ファイルだけオープンしているならば、10個目のジョブは最大11個のファイルをオープンできます。サーバ全体で20個までファイルをオープンすることができるのです。これが「平均」ファイル数の意味です。
サーバ全体でファイルを20個オープンした状態で、さらに1個オープンしようとすると、そのオープンはエラーになりますが、1個クローズして19個になった後ならば、1個オープンすることができます。これが「同時に」の意味です。
極端な話、100個ファイルを同時にオープンすることがあるジョブがあって、同時に動くジョブがこれ1つだけならば、最大タスク数を100にして、平均ファイル数は1にしておけばいいということになります。(意味無いですけど。)100個のファイルを使用するジョブがあっても、1個クローズしたら代わりに1個オープンする・・・という風に常に1個しかファイルをオープンしないなら、平均ファイル数は1になります。

注意すべき点として、対象となるオープンは、COBOLで作ったプログラムだけではなく、SMARTやシステムのユーティリティがオープンするファイルの数も含まれるということです。
そしてA−VX RDB/FILEアクセスキットのように、Windows側からA−VX側のファイルを使用するような場合は、その機能経由でオープンする数も含まれます。

「数えるのが面倒なので、設定可能な最大の値を入れておけばいいや」みたいな話になるかと思いますが、そんなにたくさん使わないのに大きな値を入れておくと、性能に悪影響することがあるようです。
だからといってあまり少ない値にしておくと、緊急で同時にたくさんのジョブを実行しなくてはいけなくなった場合や障害復旧で普段よりたくさんのファイルを使用しようとしたときに、オープン可能なファイル数を越えてしまい、エラーが出まくりで業務が進まなくなって、さらに緊急事態に・・・、という可能性もあるので、適切な数を設定するのは難しいかもしれません。

LNK

イントラネット連携機能(メール連携とかウェブ連携とか)やA−VXジョブビューワとかA−VX統合管理ツールとか、そんな機能を使うときにYESになっているはずです。
説明書に、「これこれの機能を使うときはYESにする」と書いてあればYESにして、それ以外はNOにしておけばいいです。
何か業務ジョブを実行して、「イントラネット連携機能は使用できません」のようなエラーが出たときは、これがYESに設定されていないということです。