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ネットワーク

1 2つのOS

NECのオフコンは(20年以上前のものは別として)A−VXというオフコン固有のOSとWindowsの2つのOSが同時に動きます。
Windows側については、普通のWindowsと同じです。こっち側のネットワーク関連については皆さんも(たぶん皆さんの方が)よくご存じですので、ここでは書きません。
ここではA−VX側のネットワーク・データ通信関連について簡単に説明します。

2 A−VXのネットワークサービス

NECのオフコンも一種のサーバなので、複数のコンピュータをつなげてネットワークを組むことができます。
A−VX同士はもちろんUNIXやWindows相手に繋ぐこともできます。

UNIXサーバやWindowsサーバをネットワークに組み込んで使う時はそれなりにサーバの設定が必要なように、A−VXのサーバと他のサーバ、パソコンとつなぐときもそれなりの設定が必要となります。
A−VXではネットワークを大きく2種類に分けて管理しており、設定もどのようなネットワークを使うかによって2種類に分かれます。(A−VXのネットワークサービスが2つに分かれている。)
公衆回線や専用回線を使うような昔ながらのネットワークは「メッセージ管理3」、LAN、WAN回線を使うようなものは「メッセージ管理S」というものになります。(かなりおおざっぱに説明。)

どちらの場合も設定はSGLと呼ばれる言語のようなものを使って行います。

※SGLで記述した例。なんだか難しそうでしょう。これはかなり短めの設定です。
/MM SNN=EXPRES,SSC=04,ENP=NODE00,DBF=(650,70);
/LINE LNM=B46,CCF=(B4670,B4670),LN0=00;
/VLINE SST=C,MBS=650,SCD=EK,ACD=J8,INT=NO,EPM=NORMAL,EVP=VLIN00;
/STATION DNN=HOST,CAL=YES,TEL=00,ESP=STAT07;
/VTERMINAL VTR=L0TVEF00,DLN=35,SNS=0521,SFS=8192;
/VTERMINAL VTR=L0TVEM00,DLN=33,SNS=0521,SFS=8192;
/VTERMINAL VTR=RFAR,DLN=32,SNS=0521,SFS4608;
/QUEUE QUE=QVEM00,INV=NO,SLN=33,SLT=C;
/QUEUE QUE=RFAQ,INV=NO,SLN=32,SLT=C;

ネットワークを組むと何ができるかですが、一応オフコンは基幹系業務を主としているので、A−VX側をWWWサーバとかメールサーバにしようとかいうことはかなり難しいです。(NECのオフコンはA−VXとWindowsという2つのOSを動かせるので、そういうことはWindows側に任せましょう。あるいはCOBOLでがんばってアパッチもどきを作りますか?)

例えばftpでファイルを送受することができます。当然A−VXとA−VX同士だけでなく、A−VXとWindowsやUNIXとの間でファイルをやり取りすることができます。
ネットワークとRDBサーバというソフトを使って、別のWindowsサーバやUNIXサーバ上のプログラムからA−VXのデータベースにアクセスするということもできます。
COBOLで通信プログラムを作ることもできます。メッセージインボーキングといって、データを受け取ったら自動的に特定のプログラムを起動してデータを処理するといった機能も付いています。

3 A−VX/NET

A−VXのサーバ同士をつなげる仕組みとして、A−VX/NETというものがあります。これを少し説明しておきます。A−VX/NETは大きく3つの機能があります。

1つ目は遠隔ファイルアクセス(RFA:Remote File Access)というもので、あるA−VXサーバから別のA−VXサーバに入っているファイルにアクセスできるようにするものです。
Windowsにもフォルダを共有化して別のサーバからアクセスできるようにする機能がありますが、それと同じような機能です。
別のA−VXサーバのハードディスクにアクセスする時は「RMSxxx」のファイル「yyy」という風にアクセスします。ボリュームカタログファイルに登録すると「MSD   」と自分のサーバ上にあるファイルと同じように指定してアクセスできるようになります。Windowsでいうと「RMSxxx」でアクセスするのは「¥¥aaa¥bb・・」みたいにネットワークアドレスで他のサーバにアクセスする方法、「MSD   」でアクセスするのは共有化したフォルダをネットワークドライブに割り当てて「E:¥aaa¥bb・・」のようにアクセスするのと同じことです。

インターネットを使ってVPNを介して東京本社から北海道支社のサーバのファイルにアクセスするということもできます。(東京本社のMSD001に入っているファイルのデータを北海道支社のMSD002のファイルにコピーしたり。)

2つ目は仮想リモートワークステーション(VWS:Virtual WorkStation)というもので、あるA−VXサーバの端末が別のA−VXサーバの端末にもなるというものです。
Windowsでいうとリモートデスクトップに相当するのでしょうか。

3つ目はリモートプリンタ(RPR:Remote PRinter or RWT:Remote WriTer)というもので、あるA−VXサーバから別のA−VXサーバに繋がっているプリンタに印刷することができます。
北海道支社のサーバから東京本社のサーバに繋がっているプリンタに印刷するということもできます。

A−VX/NETを使う時もSGLというもので設定を行います。繋げる側、繋がる側両方とも設定を行わなければなりません。

※SGLでVWSやRFAの設定を記述した例。
/ITOSNET RFA=YES,HST=NO,SLV=YES,RPR=YES;
/RFABUFF SRB=(1024,01),RQB=(4608,02),SVB=(4608,02);
/VWSSLAVE LNK=HDLC,MLT=NO;
/SNET SNO=102,NPS=01;
/INET PNO=000,QNM=RFAQ,TNM=RFAT,LNK=HDLC,RPD=PRN800;


2台のA−VXのサーバ同士という単純なものから、数十、数百台というレベルまでネットワーク化することができます。サーバ間ではA−VXの各種機密保護の機能も働きます。

A−VX RDBと組み合わせて分散RDBの機能もあります。

4 ネットワークの管理

A−VXのネットワークの管理のいくつかは拡張システムコマンドで行うことができます。

拡張システムコマンドを実行すると下のような画面になります。この画面は設定状態によって変わります。例えば仮想ワークステーションを使用していなければ、その項目は表示されません。

状態表示を行ったりできます。

5 最後に

他のサーバ(WindowsやLinux、UNIX含む)やPCとデータのやり取りをする場合、NECのオフコンはA−VXとWindowsの2種類のOSが動いていることを考慮に入れましょう。
A−VXサーバとWindowsサーバ間でファイルのやり取りをする場合もftpを使うこともできますが、NECのオフコン内でA−VX側からWindows側にファイルをコピーして、後は普通のWindowsのファイルとして別のWindowsサーバに送ることもできます。2つのOSが載っているので、1つのことを実現するのにいろいろな方法が考えられます。

6 もっと詳しく知りたい

ネットワークの設定方法やCOBOLでのプログラムの書き方については、
メッセージ管理3説明書
メッセージ管理S説明書
遠隔ファイルアクセスや仮想リモートワークステーションについては、
A−VX/NET説明書

オフコンをftpサーバとするftpサーバソフトとオフコンをクライアントとしてファイルをダウンロードしたりアップロードしたりできるftpクライアントソフトがあります。