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(2)ユーザDDFファイルを作る

データディクショナリ(DDF)は、レコードの情報や項目の情報をあらかじめ登録しておくファイルです。これらの情報は別に登録しなくても何の問題もないのですが、DDF上に登録しておくと後々何かと便利です。

という訳で、今回はあらかじめDDFにいろいろな情報を登録しておいて、SMARTで便利に使ってみましょう。

DDFはシステムDDF(SYS@DDF)とユーザDDFの2種類があります。システムDDFはシステムに1個しか作ることができないので、本当にシステムにとって重要な情報だけを登録します。ユーザDDFはいくらでもたくさん作ることができます。今回は練習なので、ユーザDDFを1個作って、そこに情報を登録することにします。


ユーザDDFの名前は、A−VXで作成可能な名前の範囲でなら、どんな名前でも問題ありません。今回はハードディスク「MSD001」上に「TAHDDF」という名前のユーザDDFを作ってみます。

作り方はこちらで説明しています。

ファイルのサイズは今回の例のような設定ならば数100セクタで十分ですが、上の説明では意味無く結構大きく取っています。
例ではハードディスク上に作っていますが、万が一の影響を考えるとフロッピーディスク上に作ったほうが良いかもしれません。
名前や装置名は変更可能です。皆さんの環境に合わせて変えてください。なおMSD000はシステムボリュームなので、ここに作成することはなるべく避けたほうが無難です。


DDFにレコードの情報が入っているということは、DDFを見ると皆さんのサーバに登録されているファイルがどんな役目のファイルでどのような情報が入っているのかがわかるかもしれないということです。例えば、自分のオフコン内のファイルをオープン系などのサーバに移行しようとしているが、どのファイルにどんなデータが入っているかわからないよ、という時にDDFを見ればよいということになります。

ただしDDFに必ずレコードの情報を登録しなければならないという訳ではないので、システムを作った人がDDFを使わない人だったときには無理かもしれません。先に述べたようにDDFには、システムDDF(SYS@DDF)とユーザが自由に作れるユーザDDFがあるので、まずシステムDDFの中身を見て、無ければユーザDDFをしらみつぶしに探すことになります。

後々のことを考えるとレコード情報をDDFに登録してから使うのがよいでしょう。あまり考えずにシステムDDFにどんどん登録していくと、システムDDFがオーバーフローしてしまいます。システムDDFがオーバーフローしてしまうと、いろいろ面倒なので、なるべくユーザDDFを使用し、本当に必要なときだけシステムDDFを使うようにします。