サーバ拡張機構SEP

ワークステーションや通信機能を制御するためのプロセッサ。ディスクレス(ハードディスクの無い)のワークステーションに、サーバ側からOSやLANWORDなどのソフトウェアをダウンロードして実行できるようにする。また、通信機能を分担して負荷分散したりするために使用する。


サーバ機構




サーバ拡張アダプタ




再開コマンド

停止コマンドジョブ制御言語の一時停止文(/PAUSE)で停止しているプログラムの実行を再開させるためのコマンド。
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理


再編成

@ファイルの再編成
主に削除レコードを排除して、ファイルの未使用領域を増やすこととファイルアクセス性能を向上することが目的。複数索引順編成ファイルではキー生成という役割もある。

Aボリュームの再編成
ファイルを作ったり削除したりすると、だんだんボリュームの中にファイル使用領域と空き領域が混在してくるので、ボリュームの再編成をすることによって空き領域を1箇所にまとめる。Windowsのディスクの最適化とほぼ同じことをする。ボリュームの再編成の主な目的は、空き領域を1箇所に集めることによって、大きなサイズのファイルを作れるようにすること。他には、既存ファイルを拡張するための領域を作ることなど。ファイルアクセス高速化目的では使わない。(ファイルの位置が変わることによるアクセス性能の変化を追及することもできるが、あまり変わらないはず。



索引順編成(IS)

A-VX/ITOSで使用可能なファイルの種類の1つ。システムもユーザプログラムも使用可能。改めて説明する必要もないくらい一般的なファイル形式。索引部とデータ部から構成され、データ部はレコードが連続的に格納される。順アクセスもできるし、乱アクセスも可能です。
参考:順編成複数索引順編成相対編成待機区分編成待機結合編成


削除レコード

A-VXは、ファイルからデータを削除しても、本当にきれいさっぱり消してしまうのではなく、データ自体はファイル中に残して、削除したデータの先頭に削除コードというものを書き込んで、削除したように見せている。この削除コードが先頭に書き込まれたレコード(一連のデータの集合)のことを削除レコードと言う。(A-VXに限らず、IBM形式ファイルを扱っているOSは一般的にこのような動作をする。)つまり書き込まれた削除コードを消せば、データは復活する。


サブヘッダラベル

ファイルラベル中に記述できない各種情報を記録するための場所。ハードディスク上にある







磁気ディスク

今では「磁気ディスク=ハードディスク」と考えてもらえば問題ない。


システムコマンド

ジョブを制御するためのコマンド。対応するシステムファンクションキーおよびプログラムファンクションキーなどによって入力することができる。主なものは以下の通り。ものすごく古いITOSのバージョンの場合、存在しないコマンドもある。
操作開始コマンド
操作終了コマンド
画面接続コマンド
画面切り離しコマンド
優先処理コマンド
停止コマンド
再開コマンド
プログラム放棄コマンド
業務放棄コマンド
拡張コマンド
時刻コマンド
メッセージ送信コマンド
メッセージ受信コマンド
アテンションコマンド
画面ハードコピーコマンド
リモートWS、ローカルWSコマンド
etc...



事前システム生成

事前にSG情報を設定しておき、システムへの反映は指定した日時以降に電源断などが発生した時行う。A-VX4 R3.0以降の機能。


事前SG

事前システム生成


システムCU

COBOLなどでプログラムをリンク(ビルド)を行う時に使用する。実際にファイルの入出力などをするプログラムが入っていて、自分で作ったプログラムに勝手に引っ付けられる。必要に応じて自動的に使用されるので、意識する必要はない。
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − リンカ


システムDDF

システム用のデータディクショナリファイル(DDF)。SYS@DDF。SRV上のシステムDDFは、システムに1つだけ作ることができる。
参考:ユーザDDF


システム作業ファイル

作業ファイルの一種。名前と用途が決まっておりSYS@WK1、SYS@WK2など。一時作業ファイルはシステムが勝手に任意の位置にファイルを作るので、不都合のあることがある。このようなことを回避する為に使用する。


システムサブルーチン

COBOLなどでプログラミングを行う時に使用する。


システム初期プログラム

システムでの初期プログラム。システム生成時に設定する。この指定を行うと、指定したプログラムがシステム立ち上げ時に自動的に起動される。ただしサーバをマニュアルで起動した場合などは、この機能は無効になる。
参考:初期プログラムワークステーション対応初期プログラム


システムステーション

どのワークステーションをシステムステーションにするか、システム生成で指定することができる。一般的にはコンソールWSをシステムステーションにすることが多い。システム立ち上げ後、システムステーションで最初に操作開始コマンドを実行した時に、システム内部で各種初期設定(時刻の設定など)を行う。この処理をファーストログオンと呼び、システム立ち上げ後のシステムステーションでの操作開始時に1回だけ必ず行われる。(システム生成で指定した値によっては操作開始コマンドなしで操作開始状態になることもある。この時は自動的にファーストログオン処理も行われる。)システムステーションで最初の操作開始を行わない状態で、他のステーションで操作開始コマンドを実行しても失敗する。


システムスプールファイル

SYS@SPxxxxx。システムで用意するスプールファイルプライベートスプールファイルとは違い、エンドユーザにスプールを意識させずにスプール機能を使用することができる。必要に応じてシステムが自動的にSRV上にアロケート、あるいは拡張や、縮小、削除を行う。


システム生成SG

SRVを作成する作業。A-VXシステムのインストール、システム構成、ネットワークなどの設定、有償ソフトウェアの登録までの一連の作業のこと。


システム生成言語(SGL)

システム生成で使用する言語。メッセージ管理A-VX/NETなどを記述する時に使用する。


システムタスク

OS(システム)用のタスクのこと。アプリケーション用のタスクと違って、通常は表に見えるようなことはない。ユーザに見えないところで動いている。


システム定義ファイル

ファイル名はSYS@DEF。SGで定義したシステム構成情報が格納されている。A-VXSモード時のシステム構成情報は、SYS@SDEFに格納されている。
参考:メッセージ管理3定義ファイル


システム内通信機能

ジョブ間同期通信のこと


システム入力装置

A-VX/ITOSシステムがジョブ制御言語を読み取るための装置またはファイル。例えばキーボードからロードモジュール名を指定してジョブを実行すると、システム入力装置はステーションとなる。JS名やPM名を指定して実行すると、システム入力装置は指定したJSやPMとなる。


システムファイル

システムで用意され、システムが使用するファイル。たいていSYS@xxxという名前になっている。勝手に削除したり、内容を壊したりするとシステムがうまく動かなくなったりする。簡単に名前を変更したり、作ったり、削除したりはできなくなっているが、やろうと思えばできるので、うっかり削除しないように気をつける必要はある。


システムファンクションキー(SF Key)




システムプリンタ

普通はシステムとして一番主要なプリンタ、一番良く使用され、バッチ処理に使われるようなプリンタをシステムプリンタとする。システムプリンタは1台でも、あるいは複数台をグループにしてそれをシステムプリンタとして設定することもできる。SGで設定する。プログラムからシステムプリンタを指定する時には、PRNと書くだけで番号は付けない。
参考:ステーション対応プリンタ
参考説明書:データ管理説明書 − ファイル管理機能/プリンタファイル


システムメニュー




システム用ワークファイル

SYS@WK1、SYS@WK2などSYS@WKnという名前のファイル。システムが使用するワークファイル。


システムロードモジュールライブラリ

SYS@LML。システムのユーティリティプログラムが格納されているライブラリ(ファイル)。RUNコマンドのパラメータでライブラリ名を省略した場合、SYS@LML→SYS@JSL→SYS@PMLの順で指定したジョブを検索する。


実行時生成モード


参考説明書:リレーショナル型データベース説明書 − RDBの物理構造


実行メモリサイズ




自動RUR




自動運転環境設定プログラム

自動運転機能で使用されるファイルの準備やスケジュールの変更を行うためのユーティリティ。A-VX側で動く。


自動運転機能

指定された時刻にジョブを自動的に起動する機能。本機能を使用する場合は、SGIJCCを指定する必要がある。
参考:ウィークリィスケジュール日付指定スケジュール自動運転環境設定プログラム自動運転制御プログラム


自動運転制御プログラム

自動運転機能でジョブの起動処理を行うためのユーティリティ。本プログラムをシステム(A-VX側)内に常駐させることで自動運転機能が実行される。一般的にはシステム初期プログラムとして起動する。


自動通報

保守センタなどから、サーバを遠隔監視して、障害発生や問題発生した時に通報する機能。ある程度は障害が発生しそうな場合も通報できるので、障害発生の予防もある程度は可能。A-VXIVでは、ESMPROを使用する自動通報とメッセージ管理を使用する自動通報がある。(A-VX10SX R5.0?から)A-VXIIからA-VXIIIあたりは、メッセージ管理を使用して自動通報を行う。


自動電源制御ユーティリティ

Express5800/600シリーズで自動電源制御を行うために必要なソフトウェア。I-UPSやAPCU-IVといったハードウェアも必要。スケジュールによる自動電源投入や自動電源切断などが行える。Windows側で動きます。


自動ボリューム認識機能(AVR)

Automatic Volumn Recognization。ディスクやフロッピーディスクを装置に入れると自動的に認識して使用可能状態にする機能。今では当たり前の機能。
参考説明書:データ管理説明書 − ファイル管理機能


従来形式ファイル

従来ファイル


従来ファイル

旧システム体系ユーティリティの#ALLOCでファイルを作ると「従来ファイル」というものになる。大容量ファイルと比べて、作成可能な最大ファイルサイズが小さい、ファイル自体の機能が若干劣るなどの特徴を持つ。要するに大昔は「従来ファイル」しかなかったが、より大容量でより高機能のファイルを作る必要に迫られて、新しく「大容量ファイル」を作ったということ。#ALLOCで作った「従来ファイル」は同じような旧システム体系ユーティリティ(#ALLOC/#RECOV etc.)を使ってメンテナンスするのが基本。旧システム体系ユーティリティの中でも簡易操作ユーティリティ(#ABC)は特殊で、新システム体系ユーティリティと同様に「大容量ファイル」と「従来ファイル」を作ることができる。
参考:大容量ファイル


順編成(SEQ)

A-VX/ITOSで使用可能なファイルの種類の1つ。システムもユーザプログラムも使用可能。改めて説明する必要もないくらい一般的なファイル形式。レコードがファイル内の物理的に連続した場所に順番に格納されている。
参考:索引順編成複数索引順編成相対編成待機区分編成待機結合編成


仕様登録


ファイルのアロケート方法の1つ。あらかじめレコードサイズやファイル名などのようなファイルの情報だけを登録しておき、ファイルを使用するときに実際にファイルが作られる方法。動的アロケート。


仕様ライブラリ(SPC)

COBOLやIDLUなどで利用できる設計情報、設計仕様データを入れることのできるファイル。
参考説明書:IDLU運用の手引き


初期プログラム

操作開始コマンド等を実行して新しいスレッドを作成したときに起動するジョブ(プログラム)。初期プログラムには、メニュープログラムを指定することが多い。
参考:システム初期プログラムワークステーション対応初期プログラム


書式オーバレイ

あらかじめ罫線や見出しのようなものの印刷形式をファイル化しておき、印刷時に出力結果などと同時に印刷するための機能。レポートや伝票など書式が決まっているときに使用する。罫線などが印刷された専用の用紙が不要となる。FO。
参考説明書:データ管理説明書 − プリンタファイル


書式定義言語

書式オーバレイで使用する、あらかじめ罫線や見出しなどのような印刷形式を記述しておくための言語。最近はBizReportingがあるので昔より重要ではなくなったが、標準で付いてくるものなので、今も使うことが多い。FDL。


ジョブ(Job)

コンピュータに処理される仕事の単位であり、その業務を処理する一連のプログラムとデータの集まり。不定期に発生し実行される即時処理向きのジョブ(会話型ジョブ)と、一定の処理順序に従って定型的に処理される一括処理向きの一かたまりのジョブ(バッチジョブ)がある。


ジョブ活動記録

A-VX/ITOSの出力するログの1つ。
参考:メッセージ記録利用者情報記録、ハードウェアエラー情報


ジョブ間同期通信IJCCシステム内通信機能

A-VX/ITOSのアーキテクチャ上、別スレッド(ジョブ)の間でデータを共有することはできない。ファイルを介さずに直接スレッド間(ジョブ間)でのデータの受け渡しを行ったり、同期を行ったりするための機能。


ジョブ起動ユーティリティ

Windows上から、A-VXアプリケーションを起動する。例えば、Windows上のアイコンをクリックして、A-VX上の業務アプリケーションを起動することができる。


ジョブステップ

ジョブの構成要素であり、ジョブを作業手順に従い、幾つかの段階に分けたときに、その1つ1つの段階のこと。一般に、1つのプログラムとそれが処理するデータが、1つのジョブステップに対応している。


ジョブストリーム(JS)

一定の処理手順に従って定型的に処理される一連の処理。ジョブ制御言語によって定義し、またその実行手順もジョブ制御言語により定義する。


ジョブストリームライブラリ(JSL)

ジョブストリームを登録するライブラリ(ファイル)。


ジョブ制御言語(JCL)

ジョブの流れを制御するための言語。目的のジョブを起動したり、ジョブ制御変数センススイッチの状態を変更したり、ジョブの終了状態をチェックしたり、いろいろできる。


ジョブ制御変数

JRCODE。ジョブ制御変数を使用して、ジョブの流れを制御することができる。
参考:センススイッチジョブ制御言語


ジョブビューワ

A-VX上のジョブ・ファイル・装置の状態を表示するツール。拡張システムコマンドの「ジョブ状態表示」「ファイル状態表示」「装置状態表示」+アルファの機能を持っている。Windows側で動作する。WSエミュレータをインストールしていないPCでも利用可能。


ジョブ連携機能




ジョブログ

ジョブ活動記録


新HI

新ヒューマンインターフェース。かつてNECがDISAというコンセプトを発表したことがあったが、このコンセプトに対応する為、A-VX10SXの時にインターフェースの統一や表示されるメッセージを容易なものにするなど、ITOS時代と比べていろいろインターフェース部分を変更した。この時のいろいろな変更(改善?)を新HIと言っていた。その時に新しく作られたメニュー画面を新HI画面と言ったりする。何となくWindowsやMacOSなどのようにタスクバーがあったりするが、A-VX10やA-VXII当時は(一部例外を除き)マウスが使用できなかったので、結局キーボードでコマンドを選択するというのは変わらなかった。


新インタフェースプリンタ

NECのオフコン用のプリンタには、新インタフェース系と旧インタフェース系のプリンタの2種類があり、プリンタ制御シーケンスに差がある。新だから良いとか旧だから駄目ということはなく、単に本体とプリンタ間のインタフェースの違いにすぎない。例えばプリンタの制御符号の扱いに差があります。


シングルタスクモード

A-VXの保守時に使用するモードの1つ。1つのジョブしか実行できない。またOSが使用するファイルもシェアモードでオープンされる(通常はプロテクトモード)。シェアモードでシステムファイルがオープンされるので、システムファイルの交換などが可能になっている。
参考:保守用モード


シングルボリュームファイル

1つの媒体に1つあるいは複数のファイルが入っている時に、それらのファイルを指す。マルチボリュームファイルの逆。
参考説明書:データ管理説明書 − ファイル管理機能


新システム体系ユーティリティ




シンボリックデバイス名

3桁の英文字(装置タイプ)と3桁の数字(装置番号)からなる。全ての周辺装置には、それぞれ識別できるように固有のシンボリックデバイス名が付けられている。MSDの場合で言えば、
MSD000       ・・・A-VXシステムファイルとユーザ領域
MSD001〜MSD099・・・ユーザ領域
MSD100       ・・・A-VX10MX(特殊用途)
MSD998       ・・・CD-ROM内の保守用A-VX
MSD999       ・・・リモートアクセス用(特殊用途)








スカイリンク

Sky Link


スタンドアロンモード

S3100/10やS7100、OP-98などのようなクライアントマシン(ワークステーション)を、サーバから切り離してスタンドアロンOSを作動するモード。ワークステーション側でコマンドを実行すると、ワークステーション側でジョブが動く。A-VX10EX(あるいはスタンドアロン用のITOS)が動いている。S7100やOP-98が現役ならば今も使用できるが、もう使っている人はあまりいないでしょう。
参考:WSモードLANモード


ステーション間メッセージ通信機能




ステーション対応プリンタ

システム生成時に各ステーションに対して指定したプリンタ。ステーション1台に対して、通常は2台のプリンタ(ANKプリンタ日本語プリンタ各1台ずつ)を指定することができる。シンボリックデバイス名でいうとPRN999。
参考説明書:データ管理説明書 − ファイル管理機能


ステーションバッファ




ステーション番号

ワークステーションの番号。ワークステーションは、識別のために1台1台番号を持っている。ステーションの装置番号と等しい。


スプールファイル

プリンタへの出力を一旦ファイルに出力して、プリンタへの印字を制御する機能があり、その印字データを一時保存するためのファイル。有効に利用すれば、システムを効率的に使用することができる。Printviewでも、このファイルを使用している。


スプールライタ

スプール機能を制御するためのユーティリティ。


スレッド

システムがジョブの流れを制御するための単位。操作開始コマンド、画面切り離しコマンドなどが入力された後、最初のジョブが起動されたときに生成され、最初のジョブに続く一連のジョブの実行が終了したときに消滅する。通常ジョブはスレッドの中で実行される。Windowsの世界で言われるスレッドとは意味が違う。








制御符号

制御符号と一口に言ってもいろいろあります。

@プリンタの制御符号
プリンタに印刷するときに書式の変更や印字動作の指定など、プリンタ装置に対してさまざまな指示を出す為のもの。
参考説明書:データ管理説明書 − プリンタファイル
Aワークステーションの制御符号
ワークステーションに対して罫線表示、色変更、ブザー音鳴動など特殊な指示を出す為のもの
参考説明書:データ管理 − ワークステーション



制御変数

ジョブ制御変数センススイッチのこと。ジョブの実行状態をセットして、後続の処理やジョブプログラムに実行状態を渡すことができる。これらの制御変数を利用して、ジョブの流れを制御することができる。制御変数の値は、同一スレッド内で有効。
参考:ジョブ制御言語


性能測定機能

ITOS/A-VXシステムの性能を測定する機能。S3100やS7200(A-VX10SXやA-VXII)では、システム付属の性能測定運用ユーティリティを使用する。Express5800/700や600シリーズでは、Windows付属のパフォーマンスツールを使用する。


性能測定ファイル

SYS@PFM/SYS@PFMA/SYS@PFMC/SYS@PFMD/SYS@PFMF。S3100やS7200あたりで使用する。


セカンダリ表

A-VX RDBでは、表を結合する時に、結合される方と結合する方という区別があります。セカンダリ表は結合する方、つまり2つ目以降の基本表となります。セカンダリ表が複数あるときには、結合する順番に第1セカンダリ表、第2セカンダリ表・・と呼びます。
プライマリ表
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書 − 設計編


セキュリティコード

ファイルのセキュリティコード。1桁の英字(アプリケーションエリア)と1桁の数字(アクセスレベル)からなる。オペレータ毎にオペレータコントロールファイルに格納されている。


セグメント

OSがコンピュータ本体に搭載している以上のメモリを使用できるようにする方法として仮想記憶という方法がある。一般的に仮想記憶の方式として、大きく分けるとセグメンテーション方式とページング方式の2種類があるらしい。このうちA-VXが採用しているのが、セグメンテーション方式の改良版らしい。セグメンテーション方式というのは、メモリ領域を複数の可変サイズのセグメントと呼ばれる領域に分割して、セグメント単位でOSがメモリを管理する方式。ロードモジュールもセグメント単位で管理されており、リンク時にどのように管理してもらうのか(即ちどのようにセグメント分けするのか)を指定できる。セグメントは最小1バイト?〜最大64Kバイトまでの可変サイズ。


世代ファイル

同一ファイル名で最大12ファイル(世代)分の領域を作ることができる特殊なファイル。1回オープンして書き込んでクローズすると、次にオープンしての書き込みは次の世代のファイルに書き込まれる。こうして次々にファイルオープン、書き込み、クローズすると次々に次の世代のファイルへと書き込みファイルが変わっていき、最後の世代になるとまた最初の世代に戻る。順編成ファイル、相対編成ファイル、索引編成ファイルで、この形式のファイルを作ることができる。マルチエクステントのファイルにはできない。磁気ディスク上にのみ作ることができる。


センススイッチ

センススイッチを使用してジョブの流れを制御することができる。
参考:ジョブ制御変数ジョブ制御言語


選択型仮想表


参考説明書:リレーショナル型データベース説明書


選択合併型仮想表


参考説明書:リレーショナル型データベース説明書








操作開始コマンド

新しいオペレータでスレッドを作成する。通常はPF7キーを押すことによって、コマンドを実行する。


操作終了コマンド

操作終了コマンドを実行したオペレータの全てのスレッドを終了させるためのコマンド。操作終了コマンドを実行したオペレータの全てのジョブも終了する。通常はPF6キーを押すことによって、コマンドを実行する。


ソースユニット(SU)

COBOLやFORTRANなどの言語で作成した原始プログラム(ソースプログラム)。コンパイルするとコンパイルユニットになる。


ソースユニットライブラリ(SUL)

ソースユニットを格納するライブラリ(ファイル)


総世代番号




相対編成(REL)

A-VX/ITOSで使用可能なファイルの種類の1つ。システムもユーザプログラムも使用可能。改めて説明する必要もないくらい一般的なファイル形式。索引部は無く、順アクセスをするか、相対レコード番号を使って乱アクセスをする。
参考:順編成索引順編成複数索引順編成待機区分編成待機結合編成


装置タイプ

補助記憶装置/入出力装置に付けた3桁のシンボリックな名称。装置を指定する時は、装置タイプと装置番号を組み合わせたシンボリックデバイス名で指定する。
MSD・・・磁気ディスク装置
FDU・・・フロッピディスク装置
STN・・・ステーション
CTU・・・カートリッジ磁気テープ装置/カセット磁気テープ装置
MTU・・・磁気テープ装置
MSR・・・マークシートリーダ
CRD・・・カードリーダ
ODU・・・光ディスク装置
OCR・・・光学式文字読取装置
PRN・・・プリンタ
など。


装置番号

各装置ごとに付与する3桁の数字。通常装置タイプと組み合わせる。
参考:シンボリックデバイス名


装置名

装置タイプ


即時プリントレポート

ジョブで出力したレポートをすぐにプリンタへ出力するような処理方式で出力されたレポート。
参考:一括プリントレポート直接スプール